編入学試験勉強で使った参考書のご紹介
どうも。
今回は編入学試験のために使ってた参考書のご紹介をしていきたいと思います。
全体的な勉強内容は↓をご覧ください。
「編入学試験の勉強」
各参考書の紹介の後に、Amazonの商品ページのリンクを貼ってありますが、そのページは自分が使っていた版のもので、そこから改訂・改版されているものもあります。
各自で最新のものがでていないか確認するようにしてください。
参考書は主にメルカリを使って集めました。
新品で買うより半額以下で買えるのでお勧めです。
使用したすべての参考書になんらかのコメントを残しているので、全部読むのは結構時間がかかると思います。すみませんm(__)m
飛ばし飛ばし読んでいただけたらと思います
それでは英語から順に紹介していきます。
【英語】
①速読英単語(必修編)
英単語帳です。
高校英語の英単語は基本的にこれで覚えました。
番号がついている1900語は完璧に覚えて、関連語にも2回ぐらい目を通しました。
暗記法としては、1週間で1ステージ(英文10個分、計250語程度) のペースで覚えていきました。
英単語は繰り返し目で見るのが一番効果があると思っているので、一日何単語ときめて覚えるのではなく、1日1回は250語に目を通しそれを1週間続けて覚えるといった方法をとっていました。
2周目以降は、見てすぐ意味が分かった単語全てに一度チェックをつけ、チェックをつけれなかった単語だけに絞って効率的に覚えていました。
何周もしているとほとんどの単語にチェックがつくようになって、2時間あれば全ての単語に目を通せるようになります。
「見てすぐ意味が分かる」これが大事。
速読英単語には速読ができるようになるための長文が載っていますが、長文を読んでいると単語を覚える時間が無くなってしまうと思ったので長文は読まずにスルーしていました。
これに関しては、長文はしっかり読めと書いているサイトも結構あるので、賛否両論分かれるんじゃないかなと思います。
②速読英単語(上級編)
暗記法は必修編と同様です。
試験本番までの時間がなかったので、全体は1周はしましたが、2周目は半分までしかできませんでした。
③速読英熟語
英熟語帳です。
暗記法としては速読英単語と全く同じです。
何周もすることが大事。
④総合英語Forest 7th Edition
英文法書です。
Forest本体(解いてトレーニングじゃない方)で文法を覚えて、そのあとに解いてトレーニングで問題をとるといった形で勉強していました。
本体のほうには重要なところにはマーカーで線を引くといったことをしていました。
この本は英文法の基礎としてかるーくやっただけなので、1周だけで終わりました。
英文法は次に紹介するVintageのほうをメインに使って覚えていました。
⑤Vintage New Edition
英文法の問題集的なやつです。
問題集としてはこれかネクストステージを使っている人が多いのではないでしょうか。
大学入試から抜粋された選択問題、穴埋め問題が1500題ほど載っています。
自分は文法・語法・イディオムの3単元1300題ほどしかしませんでした(しかって言ってるけど多いやん←)
文法・語法に関してはチェック欄を活用して、すべての問題で正解できるまでやりました。
重要な表現などはノートにまとめて、別でまとめて覚えられるようにしていました。
イディオムは問題を解くのはもちろん、日本語から英語にするのも赤シートを使って覚えていました。
時間をかけてゆっくりと頭に染み付かしていくのが一番いいと思います。
⑥ビジュアル英文解釈
英文解釈の本です。
英文解釈本はほかにもたくさんありますが、これはその中でも割と難しめのほうだと思います。
初めのほうですら英文の内容が全然わからず、変な日本語の訳になってしまったことがよくありました。
でも解説はしっかりとされていて、1周するだけで相当な英文解釈能力はつくと思います。
載っている英文は長文形式で、この本をやりこめば長文はある程度読めるようにはなるはず。
Part1に35文、Part2に26文掲載されており、合計で61文あります。
解説は先生と生徒の会話形式で載っており、引っ掛かりやすいポイントなどがわかりやすく解説されております。
ただ、著者の伊藤和夫先生は20年以上前に他界しており、掲載されている英文も昔の英文まま更新されておりません。(30年以上前に廃止された共通一次試験の文章も掲載されています; ;)
そこが少しネックなポイント。
勉強法としては、1日長文1文ずつを1時間半~2時間半ほどかけてやります。
ノートを作って、それに書いて勉強していました。
①長文を写す→②その章のポイントをノートに書いて理解→③長文を自分で訳してみる→④解説を読んで自分の訳を訂正→⑤長文を5回ぐらい音読 という風にやっていました。
⑦大学入試英語長文ハイパートレーニング
長文対策の本です。
300~600語ほどの長文が一冊につき12題ずつ載っています。
英文解釈本をやってある程度長文が読めるようになってからするのがいいと思います。
設問に対する解説そこまで多くないですが、長文一文一文に訳とポイントが書いてあります。
長文対策本は正直これよりいい本があると思うので、自分で調べてどれを使うか考えてみてください。
⑧ドラゴン・イングリッシュ基本英文100
和文英訳対策の本です。
編入生のみならず高校生も使っている人が多いであろう有名な本です。
和文英訳対策についてググってもらうとすぐわかると思いますが、和文英訳で重要なのは、「どれだけ基礎英文を覚えているか」です。
この本は英作文において重要な表現を100の例文で紹介しています。
解説と重要なポイントについてもしっかりと載っています。
おすすめの一冊。
勉強法としては、1周目は自分で英訳してみた後に解説を読んでノートに自分なりにまとめます。
2周目からは英訳をしてどこが間違っていたかを確認、必要であればポイントを確認するためにノートを見返すという感じでやっていきました。
最終的には英文を暗記することが目的なので、完全に覚えられるまで何回も周回しましょう。
自分は2周目からはちょっとでも時間短縮するために、英訳するときは紙とペンを使うのではなくパソコンにタイプしてやってました。
全然覚えられないやつは、5,6周やり直して覚えました。
⑨阪大の英語20ヵ年[第7版]
阪大の英語の赤本です。
先輩からもらったのですが、3年分の英文和訳、長文読解、和文英訳だけしかしませんでした。
基礎工の英語は阪大入試の二次試験に問題形式がそっくりなので、この本はいい実践になると思います。
時間に余裕がある人はこの本をやっておくことをお勧めします。
【数学】
【注意】
編入生ならだれもが知っている「徹底研究シリーズ」を出版していた聖文新社が2020年7月をもって廃業となりました。
徹底研究シリーズはAmazon、楽天市場などのネット通販サイトからはもう販売されていない状況です。
しかし徹底研究(特に緑のやつ)は編入するうえでは必須ともいえる本です。
これから参考書を集める人は、メルカリやラクマなどのフリマアプリを活用したり学校の図書館で借りたりと何とか入手できるように頑張ってください。
①編入数学徹底研究
編入する人なら誰もが使ってる、といっても過言ではないほど編入界隈では有名な本です。
編入向けの微分積分、線形代数、確率統計、応用数学の分野が載っています。
この本をマスターすれば編入数学の基礎は完璧になります。
初見で解けるようなレベルではないので、時間をかけて何周もして解けるように勉強していってください。
初見で解けなかったからといって萎えてしまわないように。
この本だけではなく、各分野ごとに別の参考書も使うことをお勧めします。(この本には載っていないことが入試で問われることが多いため)
この本がある程度解けるようになったら編入用の問題集に手を出してもいいと思います。
②編入の微分積分徹底研究
編入数学徹底研究(以下、徹底研究といいます)の微分積分オンリーバージョンです。
徹底研究よりレベルが低い内容が多く、基礎的なことから学習できます。
とはいえ徹底研究には載っていないような応用も詳しく載っているので、重要な一冊でもあります。
この本の代わりにマセマの微分積分の本を使っている人も多いですね。(そちらの内容はあんまり詳しく知らないです)
③編入の線形代数徹底研究
徹底研究の線形代数オンリーバージョンです。
徹底研究より詳しく載っています。
④編入数学過去問特訓
編入用の数学問題集です。
地方国公立大学から旧帝大まで、さまざまな大学の編入試の過去問題が、分野ごとそして難易度ごとに分けられて掲載されています。
解説は詳しめに書いてあるとは思いますが、友達にこの解説詳しく教えてと聞かれることが何回かあったので人によっては詳しくないと思うかもしれないです。
ただ、解説に誤植が何箇所あります。(新刷で修正されたかもしれませんが)
あと誤植ではないですが、不適切な解答も数個ありました。(先生に確認してもらってないので、ここでは詳細には述べませんが)
全体的には高難易度の問題集で、これを完璧にすればある程度の問題は解けるようになれる、いい一冊だと思います。
全問解けるようになることを目標に頑張りましょう。
- 作者:桜井 基晴
- 発売日: 2012/03/15
- メディア: 単行本
⑤大学編入のための数学問題集
これも編入用の問題集です。
過去問特訓とおなじような感じです。
過去問特訓よりかは全体的な難易度は低いと思いますが、もちろん難易度の高い問題も多く掲載されています。
解説は模範解答だけでなくポイントや、その問題に必要な公式などもまとめてあって、この本だけでもある程度勉強できます。
誤植はありますが、公式から正誤表が出ているので、まったく問題ないです。
⑥細野真宏の確率が本当によくわかる本
確率の本です。
高校の確率はこの本1冊だけでも十分に戦えます。
基礎工の確率は確率分布などの範囲はでず、高校の確率だけが出てくるので、とりあえずこの本を完璧にすることを目標に頑張ってください。
簡単な例題から旧帝大などの難関大学の過去問まで幅広く掲載されています。
解説も図付きで重要なポイントまで載けてくれています。
ただし、条件付き確率に関しては何も載っていないので、その範囲だけは別の参考書で勉強しておくようにしてください。
おすすめの一冊。
⑦ハッとめざめる確率
確率の本です。
細野先生の本よりかは全体的に難しいと思います。
細野先生の本をパーフェクトにできるようになった後にステップアップとしてやるのがいいと思います。
細野先生の本にはない条件付き確率の問題も掲載されています。
解説は細かく書いてありますが、少々くどい言い方のところもあるといった印象です。
わかった問題は答え合わせだけで、わからなかった問題は解説も見るといった形で進めていました。
この本のいいところとして、別解が載っています。
確率の計算は考え方が複数ある問題が多いので、複数の考え方が載っているのはすごくいいところだと思います。
【機械専門科目】
①例題でわかる工業熱力学
熱工学の参考書です。
学校の授業で教科書として使用していました。
熱工学の参考書としては主にこの本を使っていました。
この本のうち、第6章(実在気体)、第9章(蒸気タービンサイクル)、第10章(冷凍サイクル)、第11章(燃焼と化学反応)以外の範囲をしていました。
説明があった後に例題があって、わかりやすくはあるのですが、練習問題は少ないです。
そこは別の参考書や過去問で補えばいいと思います。
自分は学校で配られた練習プリントと過去問で演習をしていました。
②熱・統計力学演習
同じく熱工学の参考書です。
学校で熱力学の一般関係式の範囲を一切やらなかったので、その演習のためだけに買いました。
なので3.1節(熱力学的関係式)のところのみやりました。
一般関係式の範囲はこの本だけで十分だと思います。
この本は難易度の高い問題や証明問題が多く掲載されているので、ほかの範囲をやってもいい練習になると思います。
③演習で学ぶ「流体の力学」入門
流体工学の参考書です。
公式の導出から説明がされているので、とても分かりやすかったです。
載っている問題数もまぁまぁ多く、これ一冊である程度は戦えると思います。
ただし、基礎工の流体はこの本に載っていない範囲から出ることもあるので注意です。
本のサイズはB5なので、普通の参考書のサイズより一回りでかい+重く、少々持ち運びしにくいです。
④演習水力学 新装版
同じく流体工学の参考書です。
学校の授業で教科書として使用していましたが、初学者がいきなりこの本をするのはしんどいと思います。
あくまで演習本として使うのがいいと思います。
演習本としては、例題と演習問題が多数載っており、かつ問題のレベルも高めなのでいいと思います。
演習で学ぶ「流体の力学」入門に載っていない問題も載っています。(その問題が基礎工で出題されてたりもします)
⑤材料力学(第3版)新装版
材料力学の参考書です。
学校の授業で教科書として使用していました。
説明はちょっとわかりくい。
この本と授業でもらった演習プリントを主に使っていました。
⑥演習 材料力学
同じく材料力学の参考書です。
難しい問題が多くて、結局あんまりしませんでした。
⑦「はじめての材料力学」サポートページ
これは参考書ではなくネットのページなのですが、活用させてもらったので紹介します。
このサイトの「材料力学の典型的な問題と解答例」というページの問題を解いてました。
材料力学の演習問題が多数掲載されており、練習にはうってつけのページです。
解答に誤植が結構ありますが、無料なので仕方がないです。
このページである程度練習して、過去問を解けば基礎工の材力は大丈夫です。
⑧基礎演習 機械振動学
機械力学の参考書です。
この本一冊で十分なぐらいいい難易度、問題の量だと思います。
ただ、誤植がめっっっちゃ多いです。
自分の解答に自信が持てる人ならある程度の誤植ぐらい大丈夫だと思いますが、誤植に気づけない人は注意が必要です。
基礎工の機力は振動のほかに高校物理・大学物理が出題されることがありますが、振動に関してはこれ一冊で十分戦えます。
お勧めの一冊。
⑨演習で学ぶ機械力学
同じく機械力学の参考書ですが、第1章(力学と運動)と第2章(剛体の運動)しかやってません。
一応、学校の授業で教科書として使用していました。
演習問題のレベルは結構高い印象です。
ただ、それに対する解説は少ないです。
ちょっとわかりにくい。
以上、いかがでしたでしょうか。
ここまで読んでいくださった方、お疲れ様でした。
最後の方はだんだん書く気力がなくなってきてちょっと適当になってしまったかもしれませんm(__)m
少しでも参考になれば幸いです。
次回は受験当日の状況や試験本番の様子などについて書こうと思います。
ではまた。