【体験談】大阪大学基礎工学部編入学体験記2020

大阪大学基礎工学部の編入学の体験談です。2021年度(R3年度)の編入学試験についてとどんな勉強をしたかを語ります。大阪大学基礎工学部システム科学科機械科学コース

2021年度編入学試験について

どうも。
先日、ZENPENさんでも体験談を投稿させていただいたのですが、ZENPENさん仕事早すぎてびっくりしてます笑
ZENPENさんのところに「概ね投稿から1~2週間後に掲載となります。」と書いていたので、その間にこの記事書けばいいかと思っていたのですが、投稿した次の日に掲載されていました(;'∀')
ZENPENさんの体験談にこのページのリンク張ってしまっているので、とにかく大急ぎで書いております笑(結局時間かかってしまい申し訳ないです(´;ω;`))

 

さて、余談はこの辺にしておいて、今回は自分が受けた2021年度基礎工学部編入学試験の問題文の再現・自分の解答・講評を勝手にしていこうかなと思います。(システム科学科機械科学コースです)
問題に関しては実際の過去問の原本を手に入れていただくのが確実ではあるのですが、一応数学と機械専門科目は載せておこうと思います。(問題文間違っているかもしれないので信じすぎないように)
自分の解答も載せますが、これも間違えている可能性があるのでご注意願います。
あと面接に関しても書いておきます。

それではいきましょう。

 

【英語】

英語は問題文・解答はないので、問題の概要と講評だけ載せておきます。

問題の概要

 

講評

まず自分の出来から話すと、2~4割ぐらいかなと思います。
もともと英語はあまり得意ではなくて、2~3割取れればいいかなと思っていたので、予想通りといった感じです。

問題の傾向は例年通り、英文和訳、長文読解、和文英訳の3題構成でしたが、周りの話を聞くに今年は少し難しくなってたっぽいです
確かに長文は例年とは少し設問の傾向が変わった気がします。
いつもは本文の文脈を見て考える長文読解らしい問題が多かった印象ですが、今年は和訳問題が多かったです。
普通に考えると、読解より単純な和訳の方が簡単な感じがしますが、今年が難しく感じたということは長文のレベルが上がっていたのでしょうか?
どっちみち自分は全然読めませんでした(´;ω;`)

あと、H31年度に出ていた自由英作文問題は、去年に引き続き今年も出ませんでした。
自由英作文はH31年度のみ出たという謎が深まりました...
対策するに越したことはありませんが、対策の必要性はわからないといったところです。

 

【数学】

自分が最も得意とする数学です。
問題文の再現、自分の解答、講評を載せておきます。

問題文の再現

 

解答

 

講評

全体的に近年易化傾向にあり、今年度の問題も簡単なものが多かったです。
具体的には、思考力があまり必要ではなく、計算力を問われる問題が多くなっているの感じています。

問題1は偏微分微分方程式の問題でした。
問題をパッと見ただけだと、「うっ、、、」となってしまいそうですが、合成関数の微分、その他必要な微分の知識さえおさえていれば解ける問題です。
計算ミスしないように注意しながら計算を頑張れば解けます。

問題2は対称行列の対角化と証明です。
しっかり参考書でやり方を演習しておけばなんら問題はないと思います。
基礎工の線形代数はここ最近は応用ほぼなしの簡単な問題が多いので、取りこぼさないようにかんばりましょう
(2)の証明も結構有名なやつなので、見たことある人も多かったんじゃないかな...?
自分は線形代数の参考書かネットかで見たことあったのと、機力の固有モードの直交性のところでも同じような証明を見たことがありました。

問題3は確率なのですが、これも非常に簡単。
簡単すぎて心配になるほどでした(笑)
しっかりと状況を整理できたらほぼ勝ちです。
あとはしっかりと計算するだけでした。

 

そんな感じで、自分は本番では1時間ちょっと程ですべての解答を終えることができ、時間がくるまで何回も見直したのでたぶん10割取れていたんじゃないかなと思います。
はじめにも言った通り最近は易化傾向にはあるのですが、急に難化する可能性も十分にあるので、しっかり演習しておきましょう。

 

【機械専門科目】

問題文の再現、自分の解答、講評を載せておきます。
ただし、機力の解答はありません。

 

問題文の再現

 

解答

まだ完成してないので、完成し次第更新します(´;ω;`)

 

講評

材力は教科書に載っているレベルの問題です。
自分が使っていた教科書にも同じような問題が載っていました。
変に誘導がついていたので逆に解きづらい!って人もいたかもしれません。
難易度的には例年通りか例年より易しいかなぐらいです。
材力は簡単な年が多いので、できれば満点を狙いたいところ。

流体は運動量の法則の問題でした。
最近の流体は傾向がガラッと変わってどの範囲が出るか予想が立てづらくなっています。
結構難しい年が多かった印象でしたが、今年は落ち着いていれば最後まで解けるはずです。
流体は範囲がばか広いので、時間をかけてしっかり勉強しましょう。

今年の機力は今までになかった大学物理のベクトルの問題でした。
今まで振動以外の範囲だと剛体の運動・高校の力学の出題はあったのですが、ベクトル解析はないと思います。
ベクトル解析は全くのノーマークで、完全初見でした。
とはいえ、(1)~(5)は関数を時間微分して、内積と絶対値を取るだけなのでなんとか行けました。
(7),(8)はいまいちわからなかったのでとりあえず地球の自転の遠心力のせいにして適当にすましました笑
剛体の運動と振動をしっかりやっとけば大丈夫だと思います。

熱工は今年は異常に簡単でした。
(8)はαをどう置くかに気づけないとうまくいきませんが、それ以外は簡単な計算なので結構スムーズに行けると思います。
全体的には専門科目も例年よりも易化していると思います。
易化傾向にあるので、この先数年は簡単な年が続くかもしれませんが、いつ難しくなるかはわかりません。
とりあえず頑張って勉強してください笑

 

【口頭試問(面接)】

内容

面接で聞かれた内容は次の通りです。

①受験番号
②志望動機
③流体のどこに興味を持ったか(②で流体に興味があると言ったから)
④流体の試験はできたか
⑤数学は得意か
⑥将来は何になりたいか
高専の授業内容と入試のレベルが同じぐらいだったか
高専の範囲外の勉強はどのようにしていたか(⑦で入試のレベルの方がはるかに上だと言ったから)
⑨併願校はどこか
⑩もし基礎工と併願校どちらも合格すれば、どちらに行くか

 

その他面接に関して

面接の概要は、自分ひとりに対して教授が5人います。
各コースごとに待合室と面接会場が別々で、機械コースでは受験番号順に面接していきました。(これはほかのコースでも同じかと思います)
面接は一人当たり5分~10分です。
圧迫感は全くありません。
自分の荷物は面接会場に持って入り、荷物置きがあるのでそこに置きます。
面接が終わったら、待合室には帰らずにそのまま退場、解放です。

ほかの受験者の面接内容がどうだったかはわからないですが、不合格者に対する面接はあまり突っ込まれずにサクッと終わってしまうようです。
面接はほとんど合否に影響が出ないので、そこまで固くならずに気楽にいけばいいと思います。

 

さいごに

 最後までご覧いただきありがとうございます。
今回は2021年度試験についてお話しましたが参考になりましたでしょうか。
ちゃんとした問題を見たい人は高専経由で過去問を取り寄せていただければと思います。
過去問を見て、傾向をある程度把握するのは重要だと思います。
では、また。